仮想通貨の自動積立投資―Coincheck(コインチェック)の毎日つみたてプラン
2020年4月から始めたCoincheck(コインチェック)仮想通貨の自動積立投資について書きました。検討中の方は是非参考にしてください。
【なぜ自動積立なのか】
私は、日中は仕事をしていますので、デイトレードをする訳にもいかず、テクニカル分析等もできません。
投資の鉄則は「下がった時に買い、上がった時に売る」ですが、感情があるので、その通りにはいかないもので、自分の判断で買うと損する可能性が高くなります。
そこで、感情に左右されず安定した取引ができる自動積立を利用することにしました。
【仮想通貨の自動積立とは】
私は自動売買系や積立系の資産運用をしています。
以前は仮想通貨の積立としてZaifコイン積立を行っていましたが、2018年11月からは、仮想通貨不正流出事件や業務改善命令を理由に停止したままになっています。
コインチェックでは以前から自動積立のサービスがありましたが、購入タイミングが月に1回でした。
仮想通貨はボラティリティ(価格変動)が大きいので、月に1回ではリスクが高いと思い、利用していませんでした。
そんな中、2020年3月に「毎日つみたてプラン」が発表された事をきっかけに、コインチェックで自動積立を始めました。
月に1度の積立に比べて仮想通貨の相場変動の影響を受けにくく、リスクが軽減できる点がメリットです。
金額は10,000円から100,000円の中で任意に設定でき、「毎日つみたてプラン」ではその金額を1日毎に分散して自動購入してくれます。
【自動積立のメリットとは】
この自動積立に採用されている投資の手法は「ドル・コスト平均法」と呼ばれるものです。
相場変動に関係なく、毎日一定の金額で購入できる量を買い付けていくため、価格が低いときの購入量は多くなり、価格が高いときの購入量は少なくなります。
短期間で高いリターンを得ることのできる投資方法ではありませんが、長期的にコツコツと積立をすることで、利益の出るタイミングを待つことができるのが強みです。
また、仮想通貨は24時間365日取引が可能である為、常に値動きを見ておく事は不可能です。
自動積立にしておけば売却のタイミングだけを考えればいいので、常に価格を気にしなくていい分、精神衛生上もいいですね。
【自動積立のデメリットとは】
コインチェックの自動積立の説明に、手数料無料 (口座振替手数料、積立サービス手数料)と書かれています。
しかし注意が必要なのは購入時にスプレッドが発生する事です。
例えばBTC(ビットコイン)の価格が100万円だとします。その時のスプレッド分を加えた購入金額が102万円だとすると、差額の2万円がスプレッドとなります。反対に売却時に98万円であれば、差額の2万円がスプレッドになります。
※この2万円のスプレッドは例えであって、実際の金額とは異なります。
スプレッドは相場変動に比例して変わりますので、差額が1万円の時もあれば、3万円の時もあるといった感じです。実際は数%の手数料が引かれた金額が積立されていると思えばいいと思います。
自動積立を使わず毎回指値で買い注文して積立をすればこのスプレッドはかかりませんが、どうしても感情が入るため、機械的に購入できるものではありません。
※追記
5/2~5/11の10日間についてスプレッドを計算してみたところ
結果は「-1.9%~5.9%」となりました。
実際の買付時間が分からないので、毎日正午12:00の価格を参考に計算したので、たまたま価格が安い時間帯に買付が行われた日は、計算上スプレッドがマイナスになってしまいました。
特に価格の変動が大きい日やその前後は、スプレッドが上がり5%程度になっていますが、1日の変動幅が5万円以下の日であれば、1~2%程度という印象です。
おそらく、コインチェックで購入する際の、「販売所」でのスプレッドと同じ価格なのではないかと思います。
【まとめ】
上記の通り、自動積立にはメリット・デメリットがあります。
私はできるだけ手間をかけずに資産運用したいと考えていますので、この自動積立を利用し始めました。
ある程度の利益が出る度に、売却しながら積立するというスタンスで投資しようと思っています。
まだ、積立開始から一ヵ月も経っていませんが、今後、運用実績についてブログにアップしていきたいと思います。